ウィゴーが原宿竹下通り店をリニューアル ターゲットは女子高生

2022/02/22 06:27 更新


店内のプリクラコーナー「ウィゴー・プリパーク」

 古着・カジュアルウェア専門店のウィゴー(東京、園田恭輔社長)は2月19日、「ウィゴー原宿竹下通り店」をリニューアルオープンした。プリクラ機を設置するなど、同社が得意とする、原宿カルチャーを全面に打ち出す体験型店舗にした。

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 売り場面積の25%を占めるプリクラ撮影コーナー「ウィゴー・プリパーク」は最新のプリクラ機を7台導入し、メイク台で撮影前の化粧直しができる。ヘアアイロンの無料レンタルサービスも行う。近くには数百円で買える、カチューシャやリボンなどの売り場を作り、プリクラ撮影を目的とした〝お揃い買い〟を狙った。主なターゲットは女子高生。「服だけでなくカルチャーやライフスタイルも発信する。コロナ禍でも学生が思い出を作れる場所にしたい」(同店)。

 学校生活で使えるアイテムを提案する「ウィゴー・スクール」の売り場も充実させる。昨年4月に販売を始め、欠品が起きるほど好調だったルーズソックスやスクールバッグ、ジャージ、制服などを出すラインだ。現役高校生から募集したアンバサダー「アオハル部員」と協力して、インスタグラムを運営している。2万人以上のフォロワーに情報発信し、意見を吸い上げて商品企画に生かした。同じアイテムの色違いをお揃いで買う客や、コスプレ需要の客に売れているという。アニメで日本の制服文化に興味を持った、海外の客の問い合わせもある。

 Y2K(00年ごろに流行したファッション)のトレンドを意識したオリジナルのほか、古着などの売り場も強化している。

学校生活を彩るライン「ウィゴー・スクール」


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