ウェアラブル関連の新たな製品やサービスが続々と登場している。素材メーカーを中心に、需要に対応した技術開発やマーケティングが実り、実売段階に達した事例も目立つ。用途が多様化する一方で、個々の製品・サービスは使用目的をより具体的に絞り込んでいる点が特徴だ。さらに、各社で実用化が進んだ結果、販売における企業間の連携が増えつつある。
(小島稜子、北川民夫)
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使用目的に対しウェアやアプリケーション、デバイスなどを最適化することで、気軽に使え着用快適性を向上させている。ミツフジの「ハモンバンド」は、作業現場などでの着用者に対する熱中症リスクの通知機能に特化した。「ニーズの高い機能をピンポイントに備え、コストや使用時の手間を抑えた製品を求める声も強い」として、今後の開発方針の一つと定める。
■用途が細分化
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