レディスボトムメーカーのボレーを中心とするボレーグループ(広島県福山市、井野敏明代表)は、ボブソンホールディングス(ボブソンHD、岡山市、尾崎博志代表)と、ボブソンHDの3ブランドについてライセンス契約を結び、24年春夏物からニット商品を開発・販売する。デニムの風合いやビンテージ感を生かし、着心地やスタイリッシュさも追求した新たな商品開発を目指す。
(小畔能貴)
ボレーは96年設立。自社工場を持ち、協力工場とも連携して裁断から縫製、仕上げ、検品までを手掛け、年間72万本の生産能力を持つ。主力商品にニット地を活用したハイテンションストレッチボトムがある。ボレーグループ3社は22年4月、事業承継を円滑に行うため、広島県が100%出資するファンド運営会社ひろしまイノベーション推進機構(HINet、広島市)と、ひろぎんホールディングスの投資会社ひろぎんキャピタルパートナーズの出資を受け、組織体制を強化し、成長戦略に取り組んでいる。