喜平ネックレスにスネークチェーン。数十年前に流行したデザインのゴールドネックレスが、ここ数年、トレンドとなって再浮上している。
「前のブームの時、喜平チェーンはいかにもな感じのガタイのいいおじさんに人気だったが、今は若い世代から年配まで幅広く売れている」と某ジュエリーメーカー・卸。背景には金地価格高騰によるゴールド人気があるが、喜平チェーンは少し細身になったり、シルバーとミックスしたりと洗練されたデザインにアレンジされ、男女問わずカジュアルなスタイルのアクセントとなっている。
スネークチェーンも、よりフラットなタイプや艶消しタイプなどバリエーションが増え、スキンジュエリーのような肌に沿う感覚が人気なのだろう。今春夏注力して仕入れたという有力セレクトショップもあった。
若干気になるのは、その値段。かつての流行時には今の半値以下で買えたのではないか。米国の新政権の様子を見ていると、今年も金価格は史上最高値を更新していくのではと感じさせる。ブームが去る前に買うのが得か否か。悩みどころである。
(維)