《視点》たこ揚げ

2023/01/12 06:23 更新


 肌を刺すような冷たさ。でも、澄んだ空気と真っ青な空、そこに時折強く吹く風が元日を怠けて過ごした体を引き締めてくれる気がする。「たこ揚げがしたい」と子供にせがまれ、三が日に地元の公園にやってきた。すでに数組の親子と見られる人がたこ揚げを楽しんでいた。子供と一緒にたこを揚げていると「そのたこ懐かしいね」と散歩中の年配男性に話しかけられた。

 私のたこは数年前にネットで買ったもの。生き物のタコがモチーフで、タコの足のようなヒラヒラが付いている。懐かしいデザインだが、言い方を変えると少し古臭いかもしれない。

 言われて周囲を見ると確かにみんなスタイリッシュで、たこよりは「カイト」と呼んだ方がしっくりくるようなデザインばかり。調べるとゲイラカイト、スポーツカイトと呼ぶ。たこにもたくさん種類があるようで、時代とともにデザインや素材は変化し、流行もあるのだろう。

 ファッション業界では同じトレンドが継続し、変化は緩やかになっている。ただ、ペースは遅くなっても変化は続く。今年はどんな変化が待っているだろう。たこを揚げながら考えた。

(森)



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