《視点》シブハラから考える

2019/10/02 06:23 更新


 海外からも注目されてい渋谷と原宿。ここから日本のファッションを世界に発信しようと「シブヤハラジュクファッションフェスティバル」が開かれる。19、20日で「楽天ファッション・ウィーク東京」の最終日に決まった。

 渋谷では11年から今年3月まで、街を舞台にした「シブフェス」が開かれてきた。シブハラフェスはその発展形としてパワーアップ。運営側の役者も揃った。シブフェスの仕掛け人、ワンオーの松井智則社長は「ファッションウィーク期間中、街全体を使って盛り上げるイベントは世界的にも珍しい」という。ルームスを発展させてきた佐藤美加フィフティー代表もアドバイザーに加わり「ルームスの20年のノウハウを生かしたい」と意欲を語る。

 発信するメッセージは「ファッションで世界を平和に」。最近の国際政治でも紛争が絶えない。そんな時代だから「ファッションを楽しめるのは平和があってこそ」の思いは、日本の若い世代や訪日外国人にも響いてほしい。むろん、サステイナブル(持続可能)の企画も用意され、単なるお祭りではなく、ファッションが世界に対してできることを感じ、考え、参加できる。ぜひ成功させたい。

(矢)



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