《視点》流通在庫の行方

2019/09/13 06:23 更新


 アパレル業界で在庫として滞留する商品は、一説によると年間10億~15億点になると推測されている。海外生産の進展とODM(相手先ブランドによる企画・生産)型製品仕入れの拡大が拍車をかけている。

 その在庫増の中で、新たな業態となってきたのが在庫の買い付け・再販を行う企業。ある会社は「在庫引き取りのオファーは実際の買い付けの数倍あり、今後も増える見通し」と指摘する。また「かつては量販製品が主流だった再販向けで、百貨店ブランドなど高額品が急増している」とも。

 プロパー消化率が下がる一方、売れ残る商品在庫はますます増える。一方で環境配慮面から廃棄や焼却などの縮小のためには「流通在庫を減らすべき」という意見もある。

 このためには在庫増加の主原因とされる短納期化をやめて、もう一度長期・計画生産に戻る必要があるかも知れない。業界全体で「余る在庫をどうすべきか」を考えなければならない。

(浅)


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