いよいよ開幕まで1年を切った東京五輪。同時期の〝予行演習〟とばかりに、首都圏では様々なテストが始まっている。世界中、日本全国から800万~1000万人が集まり、30兆円とも言われる大きな経済効果が期待される。一方で、首都圏での生活やビジネスには大幅な制約が求められそうだ。
7月の首都高速での交通規制は「最大目標30%減」に対して結果は7%ほど。6月のG20大阪サミットで実施された大規模な交通規制では市内の交通量が半減し、当初目標を達成したという。期間や規模が違うが、五輪本番ではうまくいくだろうか。
それにしても、最大の問題は、この暑さだろう。改めて、この日程は〝選手ファースト〟ではないと思う。「なるべく外出は控える」レベルでは観戦者に熱中症が続出し、競技する選手も危険なレベルになるだろう。色々な猛暑対策が検討されているが、帽子や日傘、涼しくなるウェアなどファッションもより貢献したいものだ。
(茂)