先日、三栄のアウトドアファッション雑誌『ゴーアウト』の創刊編集長である竹下充さんを取材する機会があった。「今、なぜアウトドアが人気なのか」を質問したところ、様々な見解を聞かせてくれたのだが、その一つとして「消費者の感覚が変わり、アウトドアを楽しむことがイケているという位置付けになってきた」という話が面白かった。
男性が女性をデートに誘う際、「キャンプに行こう。バーベキューしよう。道具持ってるから」などと声をかける方が「今は評判が良いのでは」とのことだ。たしかに大自然でのキャンプやバーベキューはSNS映えもばっちりだ。当方20代後半だが、ここ数年でキャンプグッズを収集し始めた男の友人は多い。服でもアウトドアグッズが収納可能なポケットがたくさん付いたものが人気と聞く。
かつてファッションが流行したのも、異性からよく見られるための手段として機能していたからだと聞く。時代は変わっても、流行の裏にはモテ要素が潜んでいる。
(友)