《視点》変わる販促

2018/06/05 05:56 更新


 5月は大型連休、税金などで出費が多い。銀行に行く機会も増えるわけだが、つい最近、暑さのせいか、「しまった」と思う出来事があった。ATMで引き出したお金を取り忘れてしまったのだ。

 翌朝気付いて慌てて銀行に電話。本人かどうかを確認するやり取りを経て、取り忘れた現金を無事取り戻すことができた。ATMでお金を取り忘れた場合、一定時間が過ぎると自動的にそれが機械の中に戻るようになっていた。

 あるジーンズブランドがEC販売で計画を前倒しでクリアした。追い風となったのはSNSで広告を打つターゲットをあえて衣料品と関係ない層にしたこと。ブランドのキャラクター性も手伝い、新規客の獲得につながったそうだ。

 「かつてのように雑誌に広告を打ち、大きな売り上げを見込むのは難しくなった」と同ブランドの担当者。時代の変化を感じさせる話だが、販促を見直し、新規客をつかもうとしている。当たり前だがお金(広告)は効果的に使いたい。取り忘れたときのように戻ってはこない。

(畔)




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