《視点》報奨制度

2018/03/06 04:00 更新


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 平昌オリンピックが先日閉幕した。2月に本紙で掲載した「センケンコミュニティー」で、冬季五輪・パラリンピック選手を支援するアパレル・スポーツ企業の取り組みを追ったこともあり、今大会に対する興味は強かった。リアルタイムでの観戦はほとんどできなかったが、毎晩放送されるハイライトを視聴するのが日課となっていた。

 日本のメダルの数は計13個と冬季五輪最多となった。そんななか、各選手の活躍に対する報奨が話題になっている。銅メダルを獲得した女子カーリング代表には、スポンサーのJA全農から100俵の報奨米が贈られるようだ。報奨と聞くと金銭をイメージしがちだが、JA全農らしい報奨で面白いと感じた。

 昔に比べて売り上げが伸ばしづらくなったといわれるファッション業界。「社員の活躍=売り上げ」と定義してしまうと、企業が社員を報奨する機会は減っているのではないだろうか。とはいえ、低成長時代だからこそ、モチベーションアップは重要な課題だ。金銭以外で報奨するユニークな制度を設けてみるのもいいかもしれない。

(友)



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