《視点》トレード

2017/11/10 04:00 更新


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 商社のビジネスモデルは伝統的なトレードから事業投資、さらには事業経営へと進化した。トレードから発生するコミッションにとどまらず、事業投資を活発化することで利益が飛躍的に拡大したことはまぎれもない事実だ。商社の中でもトレードに携わる人間より派手に投資を立案、実行した方が花形という流れは否定できない。

 日本貿易会が先日開催した「創立70周年記念シンポジウム」。二つのパネルディスカッションが行われ、そのうちの一つのテーマが「商社の目指す未来像」だった。ディスカッションの中で、印象的だったのが、1人のパネリストが語った「トレードは手間がかかる難しい仕事だが、人材育成に資する仕事として残していく」という言葉だった。

 確かにトレードは事業投資に比べると利益率が低い。ただし、単に投資をするだけでは投資会社やファンドとの違いがなくなってしまう。トレードで育成した人材がいてこそ、商社の事業投資が強みを発揮できるはず。シンポジウムに出席して、トレードを軽視してはいけないと改めて感じた。

(稲)


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