《視点》服装は役割で選ぶ

2017/07/11 04:00 更新


 管理職女性の〝印象管理〟を学ぶセミナーを取材した。知っている人も多いかもしれないが、印象管理とは、役職や役割に応じて装うこと。社内や仕事相手に信頼されるために必要なスキルだとセミナーでは話していた。

 講師を務めたイメージングディレクターの高橋みどりさんの話で印象的だったのが、「オンとオフ両方に使い分けられる服はない」ということ。オフィススタイルは誰に会うのか、何をするのか、自分の役割は何かという〝目的〟に沿って選ぶもの。一方、オフの日は、トレンドだからとか、好きだからとか、自分の基準で選べばいい。つまり、オンとオフの服は選ぶ基準が全く異なるもの、ということだ。

 様々な分野で女性の活躍が話題や課題になっているが、どう装うか悩む女性は多いという。企業で働く人と起業した人でも違うだろうし、業界ごとに文化も異なる。一昔前の「キャリア服」といったひとくくりにするのは難しい。だからこそ、「自分の役割は何か」とシンプルな軸を持つことが、悩みの解決の一助になるのではないだろうか。(壁)



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