【ホーチミン=北川民夫】メッセフランクフルトがベトナム・ホーチミンで3月1日まで開催の「ベトナム国際アパレルファブリックス&繊維関連技術専門見本市」(VIATT)では、ベトナム基点の商流を意識した多様な独自商材が提案された。継続的な成長が見込めるベトナム国内市場開拓や、同国を通じて欧米市場の拡大を狙う動きが活性化している。
【関連記事】成長続くベトナム経済 日系企業は現地アパレルに訴求
集中するリスク分散
永佳染廠(香港)は、国際スポーツ用品専門見本市「ISPO」が主催する「ISPOテックストレンド秋冬2024/25」のセカンドレイヤー部門でトップ10の一つとして受賞したフリース製品を展示。保温性や軽量感が来場者から注目された。同社は昨年8月、ベトナム北部に従業員約600人のテキスタイル工場を設立し、日産70トン規模で稼働中だ。「地政学的な理由もあるが、中国では人件費を含め生産コストが合わなくなってきた」とベトナムでの生産を判断した。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!