《ベトナム・アジアのハブ活性化㊤》中国と〝双発エンジン〟に

2024/03/14 06:26 更新会員限定


展示会場内のファッションショーではリサイクル素材を使ったファッションを披露した

 国際見本市会社メッセフランクフルトがベトナム・ホーチミンで開催した「ベトナム国際アパレルファブリックス&繊維関連技術専門見本市」(VIATT、2月28日~3月1日)では、ベトナムを基点とした物作りで、欧米市場とベトナム内需向けを狙う動きが目立った。

【関連記事】日本・東アジア企業が国際展VIATTで訴求 ベトナムから内外需を狙う

中国が最大の投資国

 VIATT展へは中国からの出展者が284社と、全体の約70%を占めた。中国とベトナムはどちらも繊維のサプライチェーンで重要なプレーヤーであり、その発展を支える〝双発エンジン〟としての役割を果たしている。この間、地政学的なチャイナリスクを回避する手段として、ベトナムが中国に代わる製造拠点として注目されているが、実態はベトナムが中国を補完している。

関連キーワード会員限定連載



この記事に関連する記事