うすい百貨店(福島県郡山市)は、23年11月から段階的に改装を実施する。食品と化粧品の拡大、2階衣料品の再編を軸に、40~50代の次世代顧客の獲得につなげる。県内唯一の百貨店として、地域と連携した上質な品揃え、もてなしの接客サービスで、リアル店舗の強みに磨きをかける。一連の改装は24年春に完成を見込む。
(松浦治)
1階に市民、県民のための集いと憩いの広場を設置する。パブリックスペースを提供し「地域に根差し、地域とともに繁栄し、地域に貢献する」(横江良司社長)という企業理念を具現化する。食品と化粧品を強化する一方で、衣料品を圧縮する。60歳以上の顧客が6割を占めることから、若返りにつなげる。衣料品の刷新に先駆けて、3階婦人服の「オンワード・クローゼットセレクト」を7月14日に改装する。200平方メートルに面積を拡大し、婦人服の「23区」などに加えて、紳士服を扱う。オンワードブランドの商品を取り寄せして実店舗で試着できるサービスを拡充する。
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