売り場観測・専門店メンズ9月 シャツ、羽織りアウターで残暑を乗り切る

2020/09/09 06:28 更新会員限定


 6月の営業再開から続いていた夏物のセールは8月後半にようやく終わった。秋物も入荷しつつあるが、集客イベントも思うように打てず、営業時間の短縮も続いているため、客足が思うように伸びない。

 顧客向けにポイント2倍のイベントなどをシーズン立ち上がりから実施する動きがあるほか、仕入れブランド、オリジナルともに、一部商品に入荷の遅れが出ており、売り場をうまく切り替えられないショップも見られる。

 テレワークの増加に伴い、セットアップ商品をジャケットではなく、プルオーバーやカバーオールなどカジュアルトップと組み合わせる提案が増えているほか、ニットもウールではなく、コットンを使ってこの時期からの「即着需要」を狙う店もある。ただ、まだ残暑も続いており、今季の売れ筋もまだ見えない状況だ。

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ビームス原宿

◆アウターでパンチ利かせて

ブルゾン6万5000円、パンツ2万1000円、シューズ3万7000円「ニードルズ」、スウェットシャツ1万8000円「サスクワァッチファブリックス」

◆原点回帰のアメカジ

シャツ1万1000円、パンツ1万1000円「ビームス」、スニーカー1万2000円「コンバース」

《今月のアピール》

 客数が戻りきらず、売り上げも厳しいが、仕入れでは新入荷の「ニードルズ」など毎シーズン人気のブランドの秋の新作を売り場の前面でアピールする。オリジナルは、ゆったり着られるシャツやチノパンなどベーシックなアイテムを使ったコーディネートでマス層に訴求する。

シップス原宿店

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