売り場観測・専門店レディス9月 羽織りになるシャツやブラウスが動く

2020/09/08 06:27 更新有料会員限定


 秋物が少しずつ動き出した。アイテムは羽織りとしても着回せるブラウスやシャツ、パンツなどが出ている。素材は春夏に継続してシアー、秋冬の新たなトレンドとしてレザーやベロアが浮上している。

 アウターは昨秋冬に1枚仕立てのコートが売れた店では、今年は軽めのマウンテンパーカやカーディガン、ブルゾンなどが動きそうだ。一方で感度の高い客層に支持される店ではファーのベストやウールコート、ジャケットがすでに反応が良いという声もある。

 依然、来店を控えたり、服の購入に慎重だったりする傾向があって厳しい市況は続くが、客に寄り添った接客やポイントアップキャンペーン、期間限定の打ち出しなどで来店客の関心を引き寄せ、一つずつ丁寧に売り上げにつなげる。

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ドゥーズィエムクラスルミネ有楽町店

セーター3万2000円、パンツ2万円「ドゥーズィエムクラス」、ハット「ジャネッサレオン」2万6000円、バッグ「シモネッタラヴィッザ」13万円、バングル「ガブリエラオルティガス」3万8000円、ブレスレット「レディグレイ」1万6000円、シューズ「ティキーズ」8000円
アウター「ブランカ」24万円、セーター1万9000円、パンツ4万3000円「ドゥーズィエムクラス」、バッグ「ザンケッティ」16万3000円、シューズ「ティキーズ」8000円

《今月のアピール》

 8月は中旬から「マディソンブルー」「アメリカーナ」の早めの秋物を入れて売り場に鮮度を出すことができて売れた。新作の入荷と合わせて来店する客も多かった。9月は今季イチ押しの仕入れのアウターやバッグ、シューズが豊富に入荷する。1日から販売しているミンクファーベストやウールコートなどはすでに反応が良い。「ザ・ボロン」「ワンドラー」のバッグやミドル、ロングブーツも今後入荷していく。オリジナルはニュアンスカラーのカットトップやシャツ、定番人気のミドルゲージのニットなどがおすすめ。中旬から後半にかけては「エブリデイアイライク」が立ち上がり、スリーピースのセットアップなどモダンなテイストの商品が並ぶ。

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