売り場観測・専門店レディス6月 夏物売れ始める

2020/06/16 06:26 更新会員限定


 約2カ月間にわたる外出自粛の反動に、夏の買い替え需要も後押ししてか、「即着」できる夏物が売れ始めている。カットソーアイテムやブラウス、カーディガンなどが売れ筋。気温が一気に上昇し、涼しく着られる素材や色、着心地が楽だったり着回しが利いたりする実用的な商品が求められているのも全体の傾向だ。雑貨はスポーツサンダルが売れており、夏本番に向けてサングラスを推す店もある。夏物は一点単価が安く、先行セールも徐々に始まっているため、客単価をいかに上げるかは課題だが、コーディネート提案の強化や接客トークの工夫でセット率向上に努める。

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◇ドゥーズィエムクラス ルミネ有楽町店

 5月は下旬から一部店舗でメールアドレスを設置し、顧客と店舗スタッフが直接コミュニケーションを取ることでECでの買い物の悩み解消に役立てた。気温の上昇に伴って、カットソートップなどが動いた。定番で人気のあるカーディガンや薄手の羽織りも好調だった。6月は新作のサマーニット「スウィング」シリーズを打ち出していく。ストレッチの利いたリブ素材を使い、さらっとした肌触りで着心地が良いのが特徴だ。仕入れでは「ボッテガヴェネタ」「サンローラン」などのサングラスを夏のアクセサリーとしてバリエーション豊富に揃えている。

トップ8万9000円、スカート2万4000円「ドゥーズィエムクラス」、サングラス2万1000円「レイバン」、サンダル「ティキーズ」8000円
ニットトップ1万9000円、パンツ3万2000円「ドゥーズィエムクラス」、サンダル「ティキーズ」8000円

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