浦和パルコ(さいたま市、地下1階~地上7階)は21年秋冬に実施したファッション、コスメなどの大型改装効果と積極的な販促の成果で、広域からの集客が増え、売り上げが好調だ。22年度(23年2月期)のテナント売上高は258億5000万円(前期比9.6%増)で、19年度比で4.8%減に回復した。今期も3月が前年同月比10.6%増、4月が同8.1%増、5月が14日までで8.6%増で、4月以降は19年度実績を上回っている。今期は改装を含め、「お客の来店頻度とコミュニケーションの濃度を高める」(金子圭司店長)施策を重点に進め「過去最高売上高」を狙う。
(有井学)
22年度の入館客数は19年度比で10.3%減、前期比で6.8%増。前期の売り上げは昨年12月~今年2月の全月で19年度実績を上回った。昨年12月は月売上高として過去最高額を更新した。前期の通期売上高はコロナ禍による営業制限の影響が大きかった旅行代理店、映画館、スポーツクラブを除くと、19年度比で1.3%増と健闘した。