新ライン「ユニクロU」をパリで発表

2016/07/08 06:00 更新


 ユニクロは、新ライン「ユニクロ・U」を発表した。クリストフ・ルメール氏が6月にアーティスティックディレクターに就任した、パリR&Dセンターからの発信だ。

 シンプルで、さらによいものを追求した。同氏との2シーズンにわたる協業コレクション「ユニクロ・アンド・ルメール」と異なり、あくまでもユニクロのテイストで、デザイン、素材の選択、縫製など、あらゆる面で既存の商品にない新しさを吹き込んだ。

 同センターの猿谷哲也スタジオディレクターは、「過去のルメール協業コレクションと新ラインの唯一の共通点は、フィッティングとこだわり。6~10回もフィッティングを重ね、磨き上げた」と強調した。

 ネーミンングのUは、ユニクロの本質を表すと同時に「あなた」を意味する。また、12カ月、12時間、十二支など生活に関わる「12」をキーナンバーに選び、12種類のUのロゴを発案した。

 商品はウィメンズ62、メンズ35アイテム。シャツは2990円、ニット3990~1万2900円、アウター3990~1万2900円と、通常の商品よりも多少高めの価格設定。発売は9月下旬~10月上旬の予定。

 ウルトラライトダウン(ULD)ジャケットは、軽さを維持しながら、これまでにないボリュームを持たせたシルエット。マットカラーの20 デニール のナイロンを東レと共同開発した。ジャケットと同色の大判三角ストール、ミトン、シューズなどULDグッズも揃えた。

 リバーシブルブルゾン、ダブルフェイスのコートは、品質・価格で人気商品となりそうだ。ニットは斬新で直線的なアーム。ベーシック、ブルー、ローズ、マスタードのカラーバリエーションが楽しめる。 【パリ=松井孝予通信員】

パリR&Dセンターでの発表会



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