【パリ=松井孝予通信員】ユニクロのグローバルTシャツデザインコンペティション「UTグランプリ(GP)2024」の授賞式が、ルーブル美術館で開かれた。今年のテーマは「ディスカバリーズ・オブ・ザ・ルーブル」。ユニクロが21年にパートナーシップを結んだ同美術館の所蔵品を使用したデザインを募集、約1万点の応募から9作品が選ばれた。
授賞式当日は五つの賞の受賞者らがルーブルのステージに登壇し、柳井康治グローバルマーケティング部部長、審査員のサラ・アンデルマンさんやインディア・マフダヴィさんらからトロフィーを授与され、喜びの言葉を述べた。
グランプリは、モナリザが箸を片手にピラミッド型のおにぎりにほほ笑むという、ルーブルをグローバルな食卓にデザインしたヒンズ・パクさんが獲得。「アートを生活に不可欠なものにする新たな可能性への探求の、きっかけになることを願っています」とコメントした。
ルーブル美術館UTコレクションは6月10日からグローバルで発売する。これに先駆け期間限定ストアが同館内にオープンし、人気を集めている。