《人手不足を乗り越える④》心身の困難を環境で補う

2023/11/17 11:30 更新有料会員限定


暑さ対策の冷却ルーム(三景)

 障害のある人を雇用につなげる動きが広がっている。

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 プリント加工の坂口捺染は今年の4月に1人、近隣の特別支援学校に通っていた学生を採用した。同社は以前から同校の職業訓練を毎年4~10人ほど受け入れている。今年採用した学生も、坂口捺染で2年間の職業訓練を経験した。

 採用した学生は急な対応が苦手なものの、「(障害があることは外から見て)普段はほとんどわからない」(坂口輝光社長)様子だ。入社直後はTシャツの袋出しなど軽作業を担当し、現在はミシンでネーム付けの仕事を担っている。「1時間で50枚など、数字で目標を立てた方が伝わりやすい」という。

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