梅田開発エリアでファッションショー 「ニサイ」らが参加

2022/12/13 10:59 更新


 大阪・関西万博に向けて新しいライフスタイルの創造が進む大阪・梅田の開発エリアで、「MIDORIとイノベーションの融合」をテーマにしたファッションショーが開かれた。

 主催はエリア開発を進める「うめきた2期地区開発」。開発エリアの端にある芝生の公園「うめきた外庭スクエア」が、一般客でにぎわった。

 3部形式のショーに、地域の店や、テーマに共感したデザイナーが参加した。若手デザイナー松田直己の「ニサイ」による特別コレクションは、ケーブルニットやデニムをアップサイクルしたパッチワークスタイルが勢揃い。女子高生の制服やサラリーマンのスーツもパッチワークで仕立てられた。体を暖かく包みこむボリュームスタイルに白い枕を抱えた老若男女のモデルが、芝生の上を自由に歩く。暖かな日差しのなか、会場が夢見心地な雰囲気に包まれた。テーマは「デイドリームビリーバー」(白昼夢)。

「ニサイ」のコレクション
「ニサイ」のコレクション

 地域の人々が参加したショーでは、古着店や小売店が自社商品で日常のスタイリングを披露。オーガニックファームを営む若者によるワークスタイルも並んだ。インクルーシブ(包括的)をテーマにしたショーには、障害や性別を超えて様々なモデルが参加した。

地域の古着店のショーも行われた

 うめきた2期地区は、商業ビルやホテルなどをつなぐ4.5ヘクタールの巨大な都市公園となる。24年夏に先行してオープンし、25年の万博を経て、27年までに段階的にオープンする。ランドスケープデザインは米国のGGN。安藤忠雄による体験型ミュージアム、SANAAによる大屋根施設も注目される。



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