米デッカーズ「アグ」、成長戦略加速

2016/06/17 08:57 更新


 米フットウェアメーカーのデッカーズブランズは、主力ブランド「アグ」の成長戦略を加速する。ブランドの存在感を高める新コンセプト店を世界各地の主要都市に開設するほか、米国、中国、日本、ドイツ、英国、フランスを重要市場と位置付け、今後3年の成長の大半をこの6カ国で担う考え。今秋には、定番のブーツを初めてリニューアルする。

 新ストアのコンセプトは、ブランド誕生の地であるカリフォルニアの、リラックスしたカジュアルな雰囲気を感じさせるものとした。内装は白を基調とし、植栽や海のビジュアルを使う。米・中・日・英・仏の主要都市で展開する計10の店舗に導入する計画で、日本では17日に銀座通り沿いに移転開業する路面店(3層、広さ約320平方㍍)で採用した。

 現在、売り上げの3分の2を米国市場が占めていることから、他地域での販売を増やす。特に「世界の靴市場の49%を占める」(オムニチャネル・プレジデントのステファノ・カロッティ氏)という米・中・日・独・英・仏を重点投資エリアとし、今後3年間の増収分の8割をこの6カ国で占める考え。

新ストアコンセプトを導入した銀座店
新ストアコンセプトを導入した銀座店
クラシックⅡ
クラシックⅡ

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