ユナイテッドアローズの15年4~9月連結業績は、売上高、各利益ともに計画を上回り、増収増益となった。売上高は641億200万円(前年同期比8.7%増)。前期の価格政策に対する反省からお客に支持される価格や品揃えを優先したほか、天候にも恵まれた結果、ユナイテッドアローズ事業とグリーンレーベル事業でレディスが好調に推移した。
グリーンレーベル事業では、市場変化に対応した8シーズンMDを今春から導入した成果が表れてきたとする。クロムハーツ事業や、販路別では特にネット販売も良かった。スモールビジネスユニット事業は一部業態を除き苦戦した。
子会社はコーエンが12%増収、フィーゴは卸売りの期ずれで12%減収。連結の粗利益率は1.8ポイント下落の51%。価格の見直しと過去在庫の消化促進によるもので、後半3ヶ月は回復傾向にあるという。増収にともなう固定費率の減少で販売・管理費率は1.5ポイント削減の45.3%ととなり、営業利益は36億1500万円(3.5%増)だった。