ユナイテッドアローズ ユーチューバーと協業の新レーベル 20~30代女性を狙う

2021/09/09 06:27 更新


 ユナイテッドアローズが9月16日にスタートする「マルゥ・ユナイテッドアローズ」は、EC中心に販売するウィメンズの新レーベル。ユーチューバーのかんだまさんと組み、商品を企画した。かんだまさんのユーチューブにユナイテッドアローズのSNSも組み合わせた情報発信で認知を広げ、客とのコミュニケーションで得た気づきを物作りに反映し、20~30代向けのリアルクローズのレーベルに育てる考えだ。

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 同社の主力業態は30~40代の大人客が中心だ。20~30代に向け、これまでと違う手法で新レーベルを作ることにした。ファッションやメイク、自身のライフスタイルなどを動画で伝え、ユーチューブのチャンネル登録者数30万人超えのかんだまさんに目を付けた。

 体形に合わせた着こなしや手頃に買えるブランドを使った着回し術など、消費者目線で分かりやすくファッションの楽しさを伝えている点に共感し、コンタクトしたところ、かんだまさんが自身の気づきや視聴者の声を生かした服作りを始めようとしていたタイミングと合致し、協業が決まった。

 21~22年秋冬に企画したのは、高身長、低身長どちらでも楽しめるようディテールを工夫したワンピースドレスや、ジャージーの上に着て買い物に出かけても、仕事で使っても様になるコート、きゃしゃな体形でも適度にボリュームが出て、気になる体のラインもカバーできるブラウスなど55点の商品。

 中心価格はアウターで1万8000~2万5000円、トップ5000~1万5000円、ボトム9000~1万2000円など、かんだまさんの助言を生かし、ECで買う際に抵抗のない価格帯に設定した。

 自社EC、ゾゾタウン、楽天で販売するが、実店舗で期間限定店を開くことも計画している。

長く続くブランドに かんだまさんの話

 自分のライフスタイルに合う服を作ろうと試行錯誤しているときに協業の話を頂いた。私は消費者目線で服やおしゃれの楽しさを伝えるのが得意だが、デザイン画とかは描けない。言葉でしか表現できない。そこをユナイテッドアローズはちゃんとくみ取って商品の形にしてくれた。

 インフルエンサーが自分のブランドを作ることが多くなっているけれど、ファンを相手に売るだけの商売ではあっという間にブームで終わってしまう。それではアパレルのブランドを作る意味がない。最低でも10年続けたい。そういう覚悟を持ってユナイテッドアローズと組むことにした。

 目指すのは、服でポジティブになれたり、自信を持てたり、自己肯定感が味わえるコミュニティーを作ること。そこを起点に口コミでコミュニティーの外にも新しいファンを広げて、私やユナイテッドアローズのことを知らない人たちにも届くブランドにマルゥを育てて、循環させていきたいと思っている。

「ブランドの世界に消費者を引き込むのではなく、消費者の気持ちに寄り添うブランドにしたい」とかんだまさん

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