靴下・インナーの製造小売業、チュチュアンナ(大阪市)は今期(23年7月期)、前期に続いて出店に意欲的な姿勢を見せている。前期の出店実績約40店を上回る出店計画を掲げ、約半分が大型店「チュチュアンナ・グランデ」をイメージしている。LTV(顧客生涯価値)向上へ注力を続け、23年春から靴下やインナーで女性のライフステージに合わせた新企画を充実する。前期は国内事業が増収、海外事業は減収だったが、どちらも増収を目指す。
(小畔能貴)
大型店のチュチュアンナ・グランデの店舗数は22年11月末時点で54店。今期はららぽーと堺などに新規出店しており、期末に70店を目指している。新規出店以外にも「チュチュアンナ」既存店をグランデへ増床リニューアルし、メンズ靴下やキッズ靴下などを加えた店作りにも手応えがある。
大型化することでベビーカーを押して入店する女性、夫婦やカップル客が増えた。LTVの向上に向け、育乳ブラ、おやすみブラの販売を開始したのに続き、23年2月に女性の美容を追求する提案として美容レギンスを販売するほか、5月にはマタニティータイツやソックスも計画している。