TSIホールディングスがメタバースで概念実証 「パーリーゲイツ」などで23年度中にサービス開始

2022/12/15 15:00 更新


 TSIホールディングスは、アリババクラウド、JP・GAMESとメタバース(インターネット上の仮想空間)構築で共同プロジェクトPoC(概念実証)を始めたと発表した。「パーリーゲイツ」などゴルフブランドのリアルな3Dデータをアバターに着用させ、メタバース空間内でのアバターの挙動などを確認する。23年1月までに検証を終え、4月ごろからプロダクトの開発に入る。23年度中のサービス提供の開始を見込んでいる。

 エンターテインメント性を取り込んだユニークな体験価値の提供を具現化するもので、中期経営計画に示している。PoCではコンテンツ・サービスの企画立案や実装を検討する。TSIは17年から3D着装シミュレーションシステム「クロ」を導入、積極的に商品企画に活用しており、3Dデータも既に多数有している。

 ゴルフカテゴリーを選んだのは、レッスンや契約プロの参加などコミュニティー作りがしやすいため。今泉純上席執行役員は、「テーマは『超ファッション』。制限のあるリアルの商品企画を超える商品作りに挑戦し、実商品にフィードバックできないかと考えている」と話す。



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