アルページュ 新業態「アルページュサローネ」を新宿マルイにオープン

2023/07/03 18:00 更新


店内の中心に設置したガラス張りの開放的なスタジオ。営業中にインスタライブなどを行う

 TSIホールディングスグループのアルページュは7月1日、新業態のコミュニケーションサロン「アルページュサローネ」を新宿マルイ本館2階にオープンした。運営する6ブランドを販売するほか、コミュニケーションスペースと様々な用途で使用するスタジオを併設し、「サロンのような場所として提案する」(野口麻衣子社長)考えだ。

(松本寧音)

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 同店を構想したのはコロナ下。店舗を運営できず、顧客とつながりを持つために始めたインスタライブがきっかけだ。顧客の存在が近く感じられるようになり、客に励まされた経験から、「そのお返しをリアルで体現できれば」と考えた。

 店舗面積は約83平方メートル。運営する6ブランドの複合店「アルページュストーリー」もあるが、違いはコミュニケーションを重点とした二つのスペースだ。スタジオでは、主に販売員がインスタライブを行う。店内の中心にガラスで区切られた開放的な空間で、イベントや期間限定店のスペースとしても活用する。新宿マルイ本館の協力のもと、実現した。

 コミュニケーションスペースは、ゆっくりとくつろぎながら買い物をしてもらうために、テーブルと椅子を配置。インスタライブで「自分の骨格やパーソナルカラーを知りたい」との声が多いことから、セミナーの開催なども計画している。

客とゆっくり会話を楽しむためのコミュニケーションスペース

 販売するのは、各ブランドの服から雑貨まで代表的なアイテム。アルページュサローネ限定商品もある。オープンのタイミングでは6型を揃えた。店頭でもECでも購入でき、「OMO(オンラインとオフラインの融合)の完結系に近い」形で提供する。歴史が長いブランドもあるため、同店で新しい見せ方を模索する。

 オープン日には大人の女性向けウェブマガジン『ミモレ』と協業し、スタジオからインスタライブを行った。ガラス越しに見学できるラジオスタジオのような躍動感があり、リアルでも顧客やファンが集った。

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