パリ合同展トラノイ、9月に東京展を開催

2024/03/05 06:28 更新


左から今城JFW推進機構コレクション事業ディレクター、ボリス・プロヴォCEO、古茂田博JFW推進機構事務局長

 【パリ=松井孝予通信員】日本ファッション・ウィーク推進機構(JFW推進機構)とパートナーシップを結んだパリ合同展トラノイが今秋、海外初となるトラノイ・トーキョーを開く。パリ・ファッションウィーク(FW)会期中のトラノイ・ウーマンで、古茂田博JFW推進機構事務局長を招きトーキョー展創設の記者会見が行われた。

 楽天ファッション・ウィーク東京に合わせ、9月4、5日にベルサール渋谷ファーストで開く。メンズ、ウィメンズ、ライフスタイルの約150ブランドの出展を見込み、国内外半数ずつでバランスをとる。主催する仏トラノイ・イベンツのボリス・プロヴォCEO(最高経営責任者)は東京を選んだ理由として、日本ブランドのクリエイションを高く評価した上で、BtoB(企業間取引)の優れた組織力、ラグジュアリー市場の高い購買力などを挙げ「アジアのファッションビジネスの中心」であることを強調した。一方、JFW推進機構はトラノイを介し日本ブランドに海外バイヤーとの商談の機会を提供できる。古茂田氏は「トラノイとの提携によりブランドへグローバルな道を開くことができる」と抱負を語った。

 トラノイは素材見本市プルミエール・ヴィジョン(PV)と同じ仏GLイベンツの傘下で、合同展として唯一パリFW公式パートナーを務める。こうした背景から、JFW推進機構はテキスタイル事業でPVとの関係強化、日本ブランドのパリFW公式日程入りの増加に期待する。



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