繊維・メーカー系商社の24年3月期決算 コスト高でも増益基調

2024/05/30 12:00 更新有料会員限定


 繊維専門・素材メーカー系商社の24年3月期業績は、大半が増益だった。原燃料・材料高、円安、人件費高騰などコスト高が進む中、不採算事業からの撤退や価格改定、商材の高付加価値化などを進めた。国内衣料向けは下期、暖冬の影響などで勢いが落ちた。

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不採算事業を補強

 増収・営業増益は、GSIクレオスや田村駒、東洋紡せんい、三共生興。GSIクレオスは繊維事業は増収増益、工業製品事業は微減収微減益だった。繊維はファイバー、アウター、インナーの全部門が増収増益、インナーは販売価格の改定を進め黒字化した。

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