商社の繊維事業にとって、環境に配慮した取り組みや商材は、事業推進の前提条件となってきた。しかし収益性の確保や、〝繊維to繊維〟の循環を実現するための仕組み作り、技術革新など「課題は山積み」で一朝一夕には進まない。
【関連記事】《変化対応の商社ビジネス㊤》競争力の源泉を見極める
日本も循環型が本格化
蝶理は、環境配慮型商材が収益の柱に育ってきた。売上高は4年前の約30億円から今では200億円近くに増え、25年度には300億円を超える見通しだ。糸、生地、製品が連動し、「ボリュームが膨らむことで好循環が生まれている」と先濵一夫社長。繊維製品の循環型スキーム「B-LOOP」(ビーループ)も動き始めた。
この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。
すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!