商社トップに聞く 予測不能なVUCA時代を生き抜くすべ

2023/02/17 08:00 更新有料会員限定


今後は東南アジアなど発展市場の成長を取り込む(ベトナム・ホーチミン市内)

 先行きの予測不能なVUCA(ブーカ)時代と言われる。コロナ下のウクライナ侵攻だけでなく、物価高や為替の変動、欧米企業の中国離れなど、グローバルに繊維・ファッションビジネスを広げる商社にとっても、「一寸先は闇」だ。難しい企業経営を迫られる時代に、生き抜くすべや経営で大事にしている点をトップに聞いた。

見極めと行動力

 コロナ禍の前から「変化を前向きにとらえ、チャンスに変える」と有言実行するのは蝶理の先濵一夫社長。「少子高齢化が進む日本だけでは成長できない」ため、海外事業を強めて収益を拡大している。今後は特に繊維や化学品などで東南アジアの成長を取り込む。労働人口減少には「デジタル経営で対応する」ため、ERP(全社的業務統合管理)ソフトであるSAPを導入し、全社業務改革プロジェクト「カラット」を進める。

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