5月貿易統計 衣類輸入マイナス続く

2016/06/21 08:23 更新


 財務省が20日発表した5月の貿易統計(速報、通関統計)によると、衣類・同付属品輸入額は前年同月比3・6%減の1920億800万円で、先月に続きマイナスとなった。平均為替レートは1㌦=108・97円で、前年同月比8・8%の円高。

 衣類・同付属品輸入額は、過半を占める中国が10・3%減の1195億6100万円。4月に続き2ケタの減少となった。アジアNIES(新興工業経済地域)は7・5%減の13億300万円、米国は8・3%減の11億2300万円だった。一方、ASEAN(東南アジア諸国連合)は5・4%増の423億1600万円、EU(欧州連合)は25・9%増の131億7200万円と拡大した。

 織物用糸・繊維製品輸入額は、EUが4・4%増の57億1500万円となった以外は減少した。中国は3・6%減の394億300万円、ASEANは6・5%減の138億3300万円、アジアNIESは1・7%減の66億4500万円、米国は29・1%減の19億2000万円だった。

 織物用糸・繊維製品輸出額は全ての主要国・地域で減少した。中国は、15%減の175億9300万円となった。4月は前年並みだったものの、大幅に減少した。ASEANは2・5%減の143億600万円。10%近く伸ばした先月とは一転してマイナスとなり、アジアNIESは23・8%減の70億7100万円だった。欧米もマイナスとなり、EUが13・8%減の49億4700万円、米国が18・7%減の36億5200万円となった。

スクリーンショット (279)



この記事に関連する記事

このカテゴリーでよく読まれている記事