豊島はスポーツ・ヘルステック関連スタートアップ企業の投資育成を行うドイツのリードスポーツ&ヘルステックパートナーズ(ベルリン)に出資した。日本及びアジアでの事業支援や事業開発を推進する。
リードスポーツはアディダスの創設者、アディ・ダスラーの一族が中心となってスポーツ・ヘルステックのスタートアップ企業への投資育成を行う。16年に設立し17年からベルリンでアクセラレーター・プログラムを開始し、20年には米国フロリダ州レイクノナに二つ目の拠点を開いた。アジア企業がリードスポーツへ出資するのは豊島が初めて。今後東京を三つ目の拠点とし「アジア発の破壊的イノベーションの成長支援、欧米の出資先企業のアジア進出が加速すると期待する」(リードスポーツのクリストフ・ソネン共同創設者兼CEO=最高経営責任者)。
リードスポーツの経営チームと出資者には起業家のアンドリュー・ホワイト、元レーシングカードライバーのハロルド・プリマットなど実績を持つ投資家や実業家が参加。200人を超えるメンターとともに世界的な企業への成長を目指す起業家を支援している。
豊島は繊維ファッション関連の事業に力を入れると同時に、持続可能なライフスタイル提案企業として事業領域を広げており、テック・ベンチャーへの投資やスマートウェアの開発を推進している。今回の提携もその一環。