《トップインタビュー2023》東洋紡社長 竹内郁夫氏 厳しい中でも改革を推進

2023/01/13 13:00 更新有料会員限定


竹内郁夫氏

 ――22年を振り返って。

 もともとコロナ禍前から起こっていたグローバル化のひずみが、コロナで加速しロシアのウクライナ侵攻で顕在化した気がしますね。コロナやロシアの問題だけでなく米中の対立などもあり、そのひずみの中で特にエネルギー関係が大きく影響を受けています。原燃料の高騰に対して価格転嫁を進めた1年でした。昨年の中計発表で想定していた以上に円安になり、比較的安定していた石炭なども5倍ほどに高騰しました。しっかりした土台、成長シナリオを持った会社になろうとしていましたが、今は厳しい状況にあります。上期の営業利益は54%減です。原燃料の高騰分を、転嫁しきれなかった部分があります。それ以外にも、人件費や基盤づくり、研究開発などもあって経費が増加しました。

中計での改善に手応え

この記事は有料会員限定記事です。繊研電子版をご契約いただくと続きを読むことができます。

すべての記事が読み放題の「繊研電子版」
単体プランならご契約当月末まで無料!

今すぐ登録する

今すぐ登録する

会員の方はこちらからログイン

関連キーワード電子版購読者限定トップインタビュー



この記事に関連する記事