徳島・縫製のトータス 〝薄くて暖かい腹巻き〟を時代に合わせて

2024/04/10 08:00 更新有料会員限定


素材開発を含めたノウハウが大きな強み

 徳島市内から室戸岬に向かい車で2時間の海陽町。ここに、薄くて暖かい腹巻きを生産するトータスがある。創業125年の老舗だ。歴史と共に、紳士のメリヤス肌着、レディスアウターと縫う商品は変遷し、コロナ禍でさらに変わった。この2年は「ワッフルハラマキ」を主力とした自社ブランドに注力、全社売上高に占める構成比は70%となり、ECを中心に事業の柱になった。オンリーワンの機能素材のアピールや地場産業である藍染めの活用、タビオやタレントの窪塚洋介氏との協業など新たな取り組みも進む。

(山田太志)

 工場は、フラットシーマ4台を含むミシン約50台、CAD・CAM(コンピューターによる設計・生産)、転写機などを揃え、従業員20人強が働く。素材ノウハウを含め、半世紀を超える経験を持つ亀田頼一社長の下、技術には自信を持つ。

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