虎ノ門ヒルズステーションタワー開業 約170店の一大商業ゾーンが完成 新たな来街者取り込みへ

2023/10/19 12:30 更新会員限定


地下2階の飲食主力ゾーン「T-マーケット」は駅改札前の広場とシームレスな空間にした

 森ビルは10月6日、東京・虎ノ門(港区)に大型複合施設「虎ノ門ヒルズステーションタワー」(地下4階~地上49階、延べ床面積は約23万6640平方メートル)を開業し、虎ノ門ヒルズ全4棟が完成した。商業施設には来年4月までに段階的に計約70店が出店する。これにより、虎ノ門ヒルズ全体では店舗面積約2万6200平方メートル、店舗数は約170店となり、一大商業ゾーンが出来上がる。既に、14年開業の森タワーと20年開業のビジネスタワーの商業施設で、若い女性や家族連れを中心とした新しい来街者を取り込んでおり、今期(24年3月期)の売り上げは「前期比20~30%増ペース」(吉田誠営業本部商業施設事業部商業運営2部虎ノ門ヒルズ商業運営室室長)と順調。ステーションタワーの開業によって弾みを付ける。

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 ステーションタワーは20年6月に新設された東京メトロ日比谷線「虎ノ門ヒルズ」駅に地下2階で直結する。商業施設は地下2階~地上7階で、店舗面積は約1万1200平方メートル。

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