虎ノ門ヒルズにステーションタワーが6日開業 食主体に約70店が段階オープン

2023/10/02 15:20 更新


地下鉄駅に直結し、「街のサードプレイス」とする食主体のT‐マーケット

 森ビルは東京・虎ノ門(港区)に大型複合施設「虎ノ門ヒルズステーションタワー」を10月6日に開業し、計4棟の虎ノ門ヒルズ全体が完成する。東京メトロ「虎ノ門ヒルズ」駅直結で、商業施設は飲食・食物販や来年2月29日にオープン予定のベイクルーズの新業態「セレクト・バイ・ベイクルーズ」など約70店が段階的に出店する。既存店舗と合わせ、「近隣のワーカーや居住者を中心客層にしながら、若い女性や家族連れを含め、幅広いお客を国内外からさらに取り込み、街全体を活性化させたい」(吉田誠営業本部商業施設事業部商業運営2部虎ノ門ヒルズ商業運営室室長)という。

(有井学)

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 ステーションタワーは地下4階~地上49階で、延べ床面積は約23万6640平方メートル。商業施設のほか、オフィスや、クリエイターやアーティストなどの情報発信拠点となる、ホール、ギャラリー、スタジオ、レストランなどの「トウキョウノード」、虎ノ門ヒルズで二つ目のホテル「ホテル虎ノ門ホテル」が入る。虎ノ門ヒルズ全体の延べ床面積は79万2000平方メートル、商業店舗は計約170店、店舗面積約2万6200平方メートル、飲食店は110店、食物販は18店。

 商業施設は10月6日に地下2階の駅改札口前の飲食・食物販主力ゾーンで、「街のサードプレイス」がコンセプトの「T-マーケット」(約3000平方メートル、全27店)の14店と地上7階のネイルサロン、理容室など8店、11月24日にT-マーケットの「中川政七商店」、生活雑貨「ベーシックアンドアクセント」など13店、来年1月16日に4階のレストラン20店、2階のダイニング2店など、来年4月に東急スポーツオアシスの総合ウェルビーイング施設「カラッポ」がオープンし、全て揃う。

 セレクト・バイ・ベイクルーズは2、3階に開設する。店舗面積は約2800平方メートル。メンズ、レディスのセレクト品を軸に、自転車店やレディスビンテージデニム、スニーカー店などと協業し、アートギャラリーや食のスペースも設ける。

 虎ノ門ヒルズは20年に開業したビジネスタワーの飲食ゾーン「虎ノ門横丁」を軸に、若い女性を中心に新しい来街者を取り込んでおり、ステーションタワーによって弾みをつける。

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