凸版とソウコが資本業務提携 倉庫運用支援と荷主マッチングを融合

2022/01/05 06:26 更新


 凸版印刷と、倉庫・荷主のマッチングサービスを提供するsouco(ソウコ、東京)は倉庫ソリューションの開発での協業に向けて資本業務提携を21年12月結んだ。凸版とその子会社アイオイ・システムが保有する物流倉庫運用システムと、ソウコのサービスを融合し物流倉庫の構築・運用を支援するビジネスなどを検討していく。

 3社は、ソウコが提供するBtoB(企業間取引)の倉庫シェアリングを中心とした物流サービス「ソウコ」への、アイオイ・システムのデジタルピッキングシステム活用とピッキング・仕分け工程効率化のソリューションを共同開発する。凸版は、ソウコのネットワークを活用したピッキング・仕分けや梱包(こんぽう)配送などのオペレーション業務の企画立案とサービスメニュー開発を検討する。さらに物流サービスの標準化・最適化に向けた新たなソリューションの企画立案、検証も行う。

 ソウコが提供する物流サービスは、物流施設の空きスペースと荷主企業の情報を集約し短期間・小ロットでも可能な倉庫利用をマッチングする。輸送サービスや遊休スペースの館内シェリングサービスなども提供する。凸版は21年6月に、デジタルピッキングシステム大手のアイオイ・システムを子会社化し物流DX市場への本格参入を進めている。

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