TOOT、男を〝上げる〟メンズ下着

2016/02/12 06:03 更新


 「時計や靴、車やバイク…男性は物への執着があるように見えるが、自分の肌に直接身に着けるものをおろそかにしていないだろうか」。こう話すメンズインナー「TOOT」(トゥート)を製造・販売するトゥート(東京、電話03・3584・5889)の枡野恵也社長は、東京大学を卒業後、マッキンゼー・アンド・カンパニーからネットベンチャーを経て、メンズインナーメーカーの社長に就いたという異色の経歴の持ち主だ。

 同社の設立は01年。国内で生地からオリジナルで開発し、遊び心のあるプリントや色使い、ローライズでタイトなシルエットながらも、立体的で適度なゆとりのあるフロントカップなどの特徴があるメード・イン・ジャパンのメンズインナーのブランドだ。

 綿ベース、ナイロンベース、メッシュと定番素材が3種類、色は最大1型9色揃う。丈のバリエーションもあり、S~XLの4サイズ、毎週のように新作を発売するというシーズンコレクションも1型当たり2~4色を作る。メンズインナーとしてはSKU(最少在庫単位)が多い。宮崎にある自社工場が多品種小ロット生産を支える。

 ボトムの中心価格は2500~4000円。富裕層やファッションにこだわりのある男性の「熱狂的なファン」が多いという。

ローライズボクサーパンツがブランドの定番-
ローライズボクサーパンツがブランドの定番

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