ノルウェー発のジュエリーブランド「トムウッド」が、国外初の旗艦店「トムウッド青山店」を東京・南青山にオープンした。
ショップスペースとなる1階、アパートメントと名付ける招待制のギャラリーの2階を合わせた床面積は約320平方メートル。店舗デザインは、オスロ旗艦店のデザインをベースに、ブランドが重視するサステイナビリティー(持続可能性)への取り組みと、日本独自のエッセンスを反映した。
1階は、アイコンであるシグネチャーリングをはじめ、フルコレクションを販売する。店舗中央にはリサイクルスチールのレールが敷かれ、スライド式のガラスディスプレーが空間を仕切る。ストックが納められた壁面は、アップサイクルした生地の繊維を主原料とするクヴァドラ社のテキスタイルが貼られている。2階は、ソファやダイニングテーブル、益子焼の陶器などを配した温かみのある空間となっている。
トムウッドは、日本では8年前から有力セレクトショップ中心に卸で広がり、現在、国内だけでも67社95店で取り扱いがある。「日本は最大かつ最重要なマーケット」と、来日したモーテン・イサクセンCEO(最高経営責任者)。ショップオープンに先立ち、日本法人を設立した。卸販売も継続するとともに、青山店は「日本で小売りを展開していくにあたり、重要なスターティングポイント。会社として一つの大きなマイルストーンとなる」としている。