東急不動産 商業施設「キュープラザ池袋」が開業

2019/07/19 06:30 更新


 東急不動産は19日、東京・池袋のサンシャイン通りに大型複合映画館(シネコン)を核とした新商業施設「キュープラザ池袋」を開業する。運営は東急不動産SCマネジメント。シネコンを軸に、アミューズメント施設やカフェ・飲食店、集客力が見込める雑貨店など全16店が入る。

 「幅広い世代が1日を通して、様々な体験・体感をしながら、楽しい時間を過ごせる新しい商業空間」(東急不動産)として、再開発が進む池袋エリアのにぎわい創出を目指す。年間来館者数は200万人以上を見込む。

(有井学)

 建物は地下2階~地上14階で、延べ床面積1万6576平方メートル。地上4~13階に地権者の佐々木興業グループが運営し、最新設備を備えたシネコン「グランドシネマサンシャイン」(12スクリーン、2443席)が入る。同グループは5階にワッフルカフェの新業態「クラッパーズダイナー」、12階にイタリアンバルの新業態「バール・パノーラマ」も出店する。14階には池袋唯一のバッティングセンターが復活してオープンする。

 その他の商業ゾーンは地下1階~地上3階で、「シネコンとの相乗効果」を狙う。3階にはVR(仮想現実)体感設備も備えたアミューズメント施設「プラサカプコン」とキャラクターカフェ「カプコンカフェ」を入れ、2階と地下1階は飲食ゾーンとする。地上1階にはコンビニエンスストア、ハンバーガー「バーガーキング」のほか、路面型で、雑貨店「オーサムストア」のカフェ併設店を入れ、「エントランスのにぎわい」を出す。

 池袋はキュープラザに近接する豊島区庁舎、豊島区公会堂跡地にシネコンや複数の劇場を備えた大型複合施設「ハレザ池袋」が11月と来年夏の2期に分けて開業するなど再開発が活発で、来街者がさらに増えることが予想されている。キュープラザも広域客を含め、「幅広い来街者の取り込み」を狙う。

 キュープラザは池袋で5施設目。今後も「都心部での積極的に開発する」方針だ。

シネコンの下の3階にはアミューズメント施設とキャラクターカフェを入れ、相乗効果を狙う


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