東京ミッドタウンの商業ゾーン 通期で300億円突破へ

2019/02/20 06:27 更新


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 三井不動産グループの東京・六本木の大型複合施設、東京ミッドタウン(東京ミッドタウンマネジメント運営)の商業ゾーンは上質で、高感度なファッションの提案が近隣居住者や就業者を中心に支持され、前期(18年3月期)に引き続き、売り上げを伸ばしている。今期の売上高は昨年12月までで前年同期比10%増、今年1月中旬以降も順調で、通期で過去最高額だった前期実績の293億円を上回り、300億円を達成できそうだ。

(有井学)

 今期は昨年7、9、10月がその月の過去最高売上高を更新、11、12月は過去最高額だった17年に次ぐ売り上げとなった。今年1月も市場全体としてセールが不振だった中で、前年実績を上回った。「初売りの福袋を含めて順調で、セール期間中から春物のプロパー品がよく売れた」(明石由紀子タウンマネジメント部統括)という。

 ファッションが前年比5%増ペースで、全館売上高に寄与した。三越伊勢丹のセレクトショップ「イセタンサローネ」など既存店が順調なほか、「アスペジ」「トレーディングミュージアム・コムデギャルソン」など、一昨年以降導入した新店が顧客を着実に増やし、上乗せした。

 三井不動産グループの物件を含め、近隣に複数の高級マンションが完成し、高所得の居住者がさらに増えており、「店長会での情報共有などを通じ、テナントと連携して、新たな近隣居住者を取り込むための施策を強化した」成果も出ている。イセタンサローネなどのほか、東急ストアの高級スーパー「プレッセ・プレミアム」やインテリア・雑貨店が新しい居住者の需要を獲得し、売り上げを伸ばしている。

 春は新店6店を導入、既存2店を改装して「上質な日常の提案」をさらに強める。ファッションはガレリア1階にあったメンズ・レディス「ジョゼフ」を同2階に今月1日に移設・改装、16日にトゥモローランドの新ブランド「キャバン」を同1階に導入した。同フロアでは4月1日に大人の女性向けセレクトショップ「ドゥロワー」、3月中旬から4月上旬のオープン予定でパリの高級子供服「ボンポワン」を入れる。ボンポワンは1万円のTシャツなど高級子供服だけでなく、大人も使える香水・スキンケア商品も販売する。

 飲食も活性化し、商業ゾーンになかった業種として、名古屋の人気うなぎ・ひつまぶし店「まるや本店」を3月中旬、すし店「スシトウキョウテン」とうどん店「伊吹うどん」を4月下旬に入れる。

春の改装でもファッションの提案を強める(1日に移設・改装したジョゼフ)

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