東光商事が一般医療機器「家庭用遠赤外線血行促進用衣」(血行促進用衣)の製造販売に力を入れる。そのため今夏、一般医療機器の製造販売ができる第三種医療機器製造販売業の許可を取得。鉱石を用いた独自の機能素材「テラックス」シリーズの一部を使った製品の試験を経て、血行促進用衣に求められる自主基準をクリアした。リカバリーウェアに関心がある企業に対してOEM(相手先ブランドによる生産)の提案を始めている。
同社は以前から遠赤外線を放射する鉱石と数種類の鉱石を独自にブレンドした材料を生地にプリントしたテラックスシリーズを開発し、販売してきた。これをベースにした衣類を血行促進用衣として製造販売する。なお、医療機器製造業の許可は海外の協力工場が製造の区分で、グループの東光ロジスティックス(大阪府箕面市)が最終製品の保管の区分でそれぞれ取得している。
一部の丸編みを使ったロングスリーブシャツとロングパンツは、素材および製品で求められる各種試験を済ませ、自主基準のクリアを確認。その製品仕様であればPMDA(医薬品医療機器総合機構)への届け出業務を経て、OEMが可能という。現在は、季節に応じた素材および製品の提案ができるよう、別の製品仕様でも準備を進めている。自社ブランドの製造販売も視野に入れている。
