トッズ シューズとスニーカーを融合させた靴を発表

2018/12/04 10:59 更新


 「トッズ」は同社が推進しているプロジェクト「トッズ・ノーコード」の第2段階となる「トッズ・ノーコード・エボリューション」の発表イベントを、ミラノの「オフィチーネ・メカニケ・ディ・リーヴァ・カルツォーニ」で行った。

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 このプロジェクトは、様々な業種の人が交流し生み出す革新と、スピーディーでフレキシブルなハイブリッドライフスタイルの潮流を体現しようというもの。自らを「実験的な試みを行い、既存のルールを書き換える」集団の一員ととらえ、流動性や順応性を持ちながら進める。既存のファッションのシーズンを超越し、従来のコード(規則)にとらわれずに、テクノロジーとメイド・イン・イタリーの品質を融合した商品を作っていく。今後、アスリートなど様々な分野の人材とのコラボレーションを予定している。

 その哲学を反映して今回発表した新製品は、シューズとスニーカーを融合させ、高級素材と高度な職人技、ハイテクで生み出したハイブリッドな靴「ノーコード・シューカー/02」(シューカーは、シューズとスニーカーを合わせた造語)だ。シーズンレスで、あらゆるシーンで履くのが当たり前となったスニーカーを、トッズ流に表現した。

 高級感あるクリーンなデザインで、アッパーは軽量レザーとネオプレンを特殊な編み地で覆う。ソールは特殊ポリウレタンとゴムを独自の配合で加工し、超軽量化と耐久性、安定した履き心地を実現した。世界のトッズ旗艦店で11月末から順次販売している。

ノーコード・シューカー/02

 デザインは、トッズ・ノーコードの製品哲学の解釈を先導する「シューカー・クリエイター」に就任した韓国人デザイナー、ソク・ヨンベが手掛けた。

 発表イベントでは製品の紹介だけでなく、トッズ・ノーコードの哲学を披露した。BMWグループで長年チーフデザイナーを務めたクリス・バングル氏、デザイン・キュレーターのアンジェラ・ルイ氏、ミシュラン一つ星レストランのシェフ徳吉洋二氏ら、プロジェクトの思考とシンクロする先駆者たちがスピーカーとして登壇し、テクノロジーと職人技の融合に関する実体験や思想を語った。(ミラノ=高橋恵通信員)

トッズ・ノーコード・エヴォリューション発表会場(左がソク・ソンべ)


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