「ティートトウキョウ」がショー ソフトな色、素材に繊細な装飾

2021/12/17 06:27 更新


 「ティートトウキョウ」(岩田翔、滝澤裕史)は12月14日、湾岸エリアにある東京国際クルーズターミナルでファッションショーを行った。緊急事態宣言が続き、都が所有する会場のクルーズターミナルが使用できず、9月の開催予定を12月に延期。当初発表予定だった22年春夏コレクションだけでなく、21年秋冬や22年秋冬の新作も組み合わせて見せた。会場には顧客やモデル、インフルエンサーらが多く集まった。

 ショーのタイトルは「ウッドメッセージ」。自然と対話しながら、外の世界に思いをはせる。そんなイメージを元に、草木の色や落ち葉などをほうふつさせるカラーパレットをフェミニンなスタイルにのせた。そこに動きを加える装飾は繊細だ。透け感のあるブラウスやスカートには、シャーリングやスモッキングが寄せられ、フリル状のリボンが縦横に飾られる。装いの楽しさが感じられる装飾をたっぷりと盛り込みながら、ソフトな色や素材で軽やかに仕上げている。

 アウターやドレススタイルは、クラシックなイメージ。大きな襟のシャツドレスに、たっぷりと膨らむフレアスカート、コートのウエストには大きくタックが寄せられる。リボンを首に巻くアーミッシュハットが凛(りん)とした感じをプラスする。

ティートトウキョウ
ティートトウキョウ

(青木規子、写真は加茂ヒロユキ)



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