「エトレトーキョー」 親しい人に薦められる服を

2017/06/29 04:26 更新


 動画制作の3ミニッツ(東京)は今春夏、自社オリジナルレディスブランド「エトレトーキョー」の販売を始めた。10~20代レディス向け「エイミーイストワール」で成功しているSNS(交流サイト)マーケティングを生かし、27~37歳の大人女性に向けてECを軸に「大事に着たい洋服」を届ける。

 洋服があふれる今、エトレが目指すのは「自身の人生に価値があり、購買する喜びのある洋服提案」。ブランドをディレクションするJUNNAさんが、ベーシックなアイテムでいつも着たいと感じるものを、家族や友達に薦めるように伝える。

 企画は自身の生活体験やシーンから発想、デザインし、生産工場の担当者と話し込んで作ったものを販売する。良いものが出来ないと販売しないが、物にこだわりすぎてもいない。

 「大事なのは、親しい人に薦められる温度感」。MDも気にせず、長く愛用できることを原点に推していく。3月から自社ECで販売し、最初の1週間は売り上げ1000万円と好発進した。売れている商品は、トレンドに関係なくJUNNAさんがよく着用しているもの。

 春夏物はカットソー5500~8000円、ワンピース1万5000~1万8000円。

 マーケティングでは、これから動画を本格化する。試験的にSNS発信しているが、着用したカラーが一気に動く傾向が顕著。動画はSNSで流す商品画像の価値や着用シーンを分かりやすくする役割を担う。

 ブランドのインスタグラムのフォロワーは約7000。フォロワー数や「いいね」の数を上げることは重視せず、動画や画像に「どういったアクションがあるか」を第一に考え、エンゲージメントにつなげる。

動画マーケティングを軸に、「大事に着たい洋服」をアラサ―へ提案する


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