《店頭で生かせる!素材3分レッスン 23~24年秋冬》シャギー 冬を代表するヘアリー素材

2023/07/25 15:00 更新


アルページュ「リランドチュール」。ピンクのシャギーのコートに同色のシャギーのセーターを合わせた

 英語で「毛むくじゃら」「毛羽立った」という意味のshaggyという単語から名づけられた生地。毛足が長く、もじゃもじゃと毛羽立った厚地の織物の総称として用いられるが、多くの場合はモヘアやアルパカ、アンゴラなどの獣毛を使ったループのある糸「タムタムヤーン」を経糸に使い、そのループをカットした「ループカットシャギー」という製法で作られる。

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 代表的な使用例としては男女問わずコート地が多く、温かくソフトな触り心地は冬を代表するヘアリーな素材として重宝されている。中でもフェイクファーの様に毛足の長いものはシャギーファーとも呼ばれ、アウターの他にもカーペットやブランケットにも用いられる。

 23~24年秋冬向けではカーディガンやビュスティエ、アームカバーなど、コート以外の用途でも毛足の長いシャギーが多く使われた。ふわふわとした素材に明るい色の掛け合わせが、コロナ明けムードの華やかな装いに人気だ。ほかにも、リサイクルポリエステルを混紡したニットなども見られた。

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